豊明市・名古屋市のリフォーム&外壁塗装ならサンリツホーム

家も形を変える時代 「減 築」の 基 本 を 知 る

家も形を変える時代「減 築」の 基 本 を 知 る

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 「減築」というワードを目にする機会が増えてきた気がします。家を狭くする?増築の対義語?なんとなくそんなイメージを持たれている方に、今回は「減築の基本」についてご紹介していきます。

減築とは

 減築とは、建物の床面積を減らすこと です。改築やリフォームによって、未使用の部屋や2階部分を撤去することになります。ですから、床面積を変えることなく、部屋の仕切りを変更して部屋数を減らすようなリフォームなどは、減築とはなりません。
 
 減築を行う理由は様々ですが、住む人の高齢化や家族構成の変化などにより、家事の負担が大変になったり、使わない部屋が増えてくるといったケースが多く見られます。また、限られた敷地内で駐車場や庭をつくるために、不要な部屋などを撤去して空きスペースを確保するケースもあります。
 
 減築の際に耐震リフォームをあわせて行う場合も見受けられます。特に増築などを繰り返して耐震面に不安がある時などは、減築で建物の形を整え、同時に耐震性の強化を図っていきます。

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減築のメリットとデメリット

 減築により暮らしが快適になることもあれば、反対のこともあり得ます。あらかじめ様々な想定をしておきましょう。

【減築のメリット】
管理の手間や家事負担の減少:上記の減築を行う理由でも述べた通り、家がコンパクトになるため掃除などの負担が減ります。また2階を減らす減築なら上下移動の負担がなくなります。

光熱費の削減:建物が小さくなり部屋数が減れば、照明や冷暖房などの光熱費が減らせます。家がコンパクトになることで冷暖房効率が良くなることも。
耐震性の向上:減築で建物全体が軽量化されると、地震の際に建物の揺れが小さくなり、ダメージが少なくなる場合があります。2階部分をなくす減築では、1階への負担が大きく減るため、地震の影響を防ぎやすくなります。

 

【減築のデメリット】
費用面:基本的に重機は使わず人の手による作業となるため、その分の人件費がかかってきます。撤去する部分の解体費用、廃棄する際の処分費用、足場の設置費用など、状況に応じて想定しておく必要があります。
仮住まいの必要性:減築工事の際の騒音や粉塵などの影響は大きく、そのまま暮らすには支障をきたす場合があります。施工は3ヶ月程度かかることもあり、その間の仮住まいについて確認が必要です。

減築のパターン例

 減築には様々なパターンがあり、それぞれ施工方法や期間、費用などが細かく変わってきます。代表的なパターンを列挙します。

平屋の一部を減築:平屋の一部を解体・撤去して、できたスペースを駐車場にしたり、隣家との間隔を広げたりするケースです。
2階の一部を減築:2階の一部を減らして広いバルコニーを設置したり、吹き抜けをつくったりすることで、ゆとりある空間を実現できます。
1階と2階の一部を同時に減築:平屋の一部と同様、駐車場や庭などを確保したいときに行われます。またセットバックにかかる建物部分を減築するケースも。
2階建を平屋にする:2階を使うことが減ったり、階段の上り下りが大変になった場合など、ライフステージに合わせる形で、2階を撤去して平屋にするケースです。

 減築を行う際には、 基本的に「建築確認申請」は不要です。ただ、減築と同時に増築も行う場合や、減築と同時に建物の50%以上を修繕する場合などは、申請しなければなりません。その工事計画が、現行の建築基準法で定める基準を満たしているかの確認が必要となります。

 

減築を考えるなら

 減築に際しては、 同時に耐震やバリアフリーなどのリフォームをからめるケースが多くあります。その場合は補助金を利用できることもあるため、ぜひ専門家にご相談することをおすすめします。補助金は、工事を始める前に申請しておく必要があります。

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