18年前、中古住宅を購入した際は、フルリフォームを行いました。しかしこの頃から少しずつ不具合が出始め、今回は内装のリフォーム工事をお願いしました。

　我が家にはトイレが2階と3階にありますので、それほど問題はありませんでした。しかし洗面所は2階にしかなく 、家族全員が同時に起きてきたときに洗面をするのが大変不便でした。そこで、住宅を購入する際に提携業者に設置してもらったキッチンと洗濯流しは、最近はほとんど使用しなくなったため、そのスペースに新しい洗面台を設置することにしました。

　また、トイレや脱衣所の壁紙ははがれてきて汚れが目立つようになり、床のクッションフロアも継ぎ目から徐々にはがれて きました。このため洗面台の工事と一緒にお願いしました 。 7年前にはキッチンの壁の修繕をサンリツホームにお願いしており、 5年前には屋上の防水工事、外壁の塗装、サッシの取り替えもお願いしました。

既存の設備を活用することと仕切りやレイアウトの工夫で 効率よく巧みな工事を実践

　今回ご紹介させていただきます工事は、 洗面台の新設、クロスの貼り替え、クッションフロアの貼り替えなどの内装工事です。大澤様のお宅は、築33年の鉄筋コンクリート造りの3階建て住宅です。子供たちの成長に伴い、洗面所を増やしたいというご依頼をいただきました。

　そこで、今回は廊下の収納内スペースに設置されていたセカンドキッチンと洗濯流しを撤去し、その 給排水を利用して洗面台を新設させていただきました。 狭かった間仕切り壁を解体し、洗面台を片側に寄せ、 収納スペースを広く 使えるようにしました。また、壁紙とクッションフロアを 貼り替え、暗い照明器具も蛍光灯から明るいLED照明に取り替えました。これにより、以前の収納スペースが明るく清潔感のある洗面所に生まれ変わりました。

　脱衣所は 、一部を除いてコンクリート壁でしたので、 クロスのジョイント部分がめくれて いました。これは鉄筋コンクリート造りの建物によく見られる現象ですが、 下地処理をしっかりと行えば問題ありません。床のクッションフロアも、浴室の入口付近にジョイント部分があり、そこからめく れていましたが、 今回はジョイント無しで施工しました。 前回の施工時の事情は分かりませんが、 人の動線や水濡れが予測される場所でのジョイント施工は避ける方がよい ので参考にしてください。

　最後に2階と3階にあるトイレのクロス貼り替えです。トイレ全体を写すことができなかったため、分かり づらいかもしれませんが、 メインの壁にはアクセントを施しました 。 最近は真っ白な便器が多いので、どんな色のアク セントでも合わせやすいですが、ドアの色にも考慮して お選びいただければと思います。

（※画像は担当の石田部長）