これまで父が一人で住んでいた築３４年の木造住宅に、私の定年退職を機に同居することとなり、築３０年以上経った家は、屋根の雨漏りや配水管の漏水などの影響から、さまざまな部分が傷んでいましたので、素人の私が見ても同居には大がかりなリフォームが必要だと感じていました。

　しかしリフォームをすると決めても、どこにお願いするのが最良なのかその基準がわかりません。いくつかの業者に見積はお願いしたものの、決め手となるものがなくその先になかなか進めませんでした。そんなときに私の趣味であるオートバイのツーリング仲間から「信頼できる業者さんがいるよ」と教えてもらったのが、サンリツホームさんです。

今回のリフォームで、ジメジメとしていた室内の風通しがとても良くなりますので、部屋の雰囲気だけでなく、室内環境もかなり改善されると思います。

　Ｓ様邸は、築３４年目の木造２階建て住宅でしたが、下屋（げや／屋根の下に差しかけられた小屋根）の葺き替え工事と、キッチン、洗面所、トイレ、和室、廊下などの内装リフォーム工事を行わせていただきました。

　まず雨漏りですが、これは建築当時、下屋の勾配が緩いにもかかわらずにカラーベストが施工されていたことが原因と考えられました。しかもその後に、複数箇所をコーキングで補修されたため、浸入した雨水の抜け道が塞がれて雨漏りが常態化し、屋根の下地材まで腐食していたようです。

　今回の工事では、下屋をガルバリウム鋼鈑（こうはん）で縦葺きにしただけでなく、大きなオートバイを停められるようにするため、独立基礎を作って約2倍の大きさに広げました。また、各室の床や敷居、建具枠なども漏水の影響で、はがれたり反ったりして使いづらくなっていましたので、吊り上げたり加工したりして、スムーズに動かせるように工夫しました。

　キッチンは、タイル壁や水切り棚を撤去してからキッチンパネルで仕上げ、Ｉ型タイプに変更してすっきりしたイメージに仕上げました。勝手口のドアには、採風勝手口ドアを選んでいただきましたので、今までの欄間窓と比較してかなり明るくなったと思います。

　今回のリフォームで、ジメジメとしていた室内の風通しがとても良くなりますので、部屋の雰囲気だけでなく、室内環境もかなり改善されると思います。また、漏水の影響によるシロアリの被害も心配されていましたが、何事もなく大丈夫でした。

　今後は、何か気づかれたらその都度お早めにご相談ください。早めの処置であれば、被害もコストも最小限に抑えることができます。趣味で日本全国を飛び回られるＳ様ご夫婦ですが、新しくなった家での生活もどうぞお楽しみください。